飲みたくなるほど、ジャスミンティー。新作「JASMINE TEA」

ジャスミンの花でも、緑茶でもない。あの一杯の香りを纏う。
ティーフレグランスを作るとき、私たちが大切にしているのは、お茶をイメージした香りではなく、実際の茶葉や淹れたお茶から感じられる香りを、できる限り忠実に表現すること。
DARJEELING、EARL GREY、ASSAM、OOLONG TEAに続き、Tea Collectionに新しく加わったのは、JASMINE TEA。

今回表現したのは、白い花の華やかさと、緑茶の澄んだ青さが溶け合うジャスミンティーの香りです。
花の香りを、茶葉に移す。
ジャスミンティーは、単にジャスミンの花をお茶に加えたものではありません。
伝統的な製法では、ジャスミンサンバックの生花と茶葉を重ね合わせ、花の香りを茶葉へと移していきます。
この工程は「窨製(いんせい)」と呼ばれています。
ジャスミンサンバックは、夜になると花を開き、豊かな香りを放つことで知られています。

その香りを茶葉に吸収させ、役目を終えた花を取り除く。
上質なジャスミンティーでは、新しい花を使ってこの工程を何度も繰り返すことがあります。
そうして生まれるのは、ジャスミンの花そのものとは少し異なる香り。
白い花の華やかさを持ちながら、茶葉の青さやほのかな渋みが感じられる。
花と茶葉のどちらかが主張するのではなく、二つがひとつになった香りです。
ジャスミンサンバックと、グリーンティー。
JASMINE TEAの調香では、ジャスミンサンバックと緑茶から抽出したグリーンティーの香料を軸にしています。
ジャスミンサンバックには、一般的に想像される清楚な白い花の香りだけでなく、熟した果実を思わせる豊かな表情があります。
今回大切にしたのは、ぶどうを思わせるフルーティーな華やかさと、白い花ならではのクリーミーな甘さ。
そこにグリーンティーの澄んだ青さと、茶葉を思わせるほのかな渋みを重ねました。
ひと吹きした瞬間に広がる、みずみずしいジャスミンの花香。
その奥から少しずつ現れる、緑茶の清らかさ。
甘さを強く残すのではなく、最後には茶葉のやわらかな余韻が続きます。
ジャスミンだけでもなく、緑茶だけでもない。
丁寧に淹れたジャスミンティーの香りを、そのまま肌に纏うようなフレグランスです。
香りを重ねて、もうひとつのお茶を。
JASMINE TEAは、そのまま纏うだけでなく、ほかのフレグランスと重ねることで、違った表情を楽しめます。
今回おすすめしたいのは、二つのレイヤリング。
PEACH JASMINE TEA

PEACH CHANTILLY × JASMINE TEA
ジャスミンティーに、みずみずしい桃を。
PEACH CHANTILLYの熟した桃の果汁感と、シャンティクリームのやわらかな甘さ。
そこにJASMINE TEAのフルーティーな花香と、緑茶の澄んだ青さを重ねます。
最初に広がるのは、切りたての桃を思わせる甘くみずみずしい香り。
そのあとからジャスミンの白い花がふわりと香り、緑茶のほのかな渋みが甘さを引き締めます。
桃の果汁をジャスミンティーに加えたような、華やかで透明感のある香り。
それぞれを単独で纏ったときとは違う、もうひとつのティーフレグランスが生まれます。
JASMINE MILK TEA

JASMINE TEA × MILK JUG
もうひとつは、ジャスミンティーにミルクを。
ジャスミンの華やかな白い花と、緑茶の清らかな青さ。
そこにMILK JUGのまろやかなミルクの香りを重ねます。
透明感のあるジャスミンティーが、ミルクに触れることで少しずつやわらかくなっていく。
ジャスミンのフルーティーな花香は残しながら、後半にはミルキーでクリーミーな余韻が広がります。
MILK JUGを多めに重ねれば、よりまろやかなジャスミンミルクティーに。
JASMINE TEAを多めにすれば、花と茶葉の香りをしっかり感じられる、軽やかな仕上がりに。
自分好みの一杯を作るように、香りのバランスを楽しめます。
一杯のジャスミンティーを、肌の上で。まずはJASMINE TEAを、そのまま。
ジャスミンサンバックのフルーティーな花香と、緑茶の澄んだ青さ。
花と茶葉が重なり合う、ジャスミンティーならではの香りを感じてみてください。
そして次は、桃を。あるいは、ミルクを。
一杯のお茶に好きな素材を加えるように、香水を重ねて新しい香りを作る。
飲むためのお茶を選ぶように、今日纏うお茶を選ぶ。

Tea Collectionの新しい一杯、JASMINE TEAをお楽しみください。


