DARJEELING香水の着想の元となった紅茶。

香ばしさの奥には様々なフローラルな香りが含まれており、茶葉をひとたび蒸らせばマスカテルと呼ばれる熟れた果実や花のような芳香が立ちのぼりる、セカンドフラッシュの魅力に惹かれた調香師の和崎は毎日ダージリンを飲みながら香り作りを始めました。

フレーバーティーではなく自然の芳香から放つこの香りを香水にどう落とし込んだのか、紅茶と香水の香りを比べながら体験してみてください。

標高の高低差があるバラスンの地形が育む茶葉は、フルボディでコクがありながらも、ふわりと花のような香りを持ち、まるで春と夏の余韻を同時に味わうような不思議な感覚をもたらします。

他の茶園がマスカテル香に特化しているのに対し、バラスンのセカンドフラッシュは、華やかなフローラルノートとほんのり甘みを感じる口当たりが絶妙に共存。強すぎず、弱すぎず、調和のとれた美しさがあります。

茶葉をそっと蒸らすと、甘く熟したマスカテル香の中に、すみれや野ばらを思わせる優美なグリーンフローラルノートがふわりと立ち上がります。