VOL3 無花果がテーマのTHE SCENT JOURNEY

無花果を食べる時の香りはどの様な食べ方をするのかで感じ取り方が変わります。
パフェに入ったバニラや,ヨーグルトのパフェに入った無花果はクリーミーなニュアンスを多く感じますし
チーズとサラダを合わせたら少しのグリーンの要素も感じられます。
そのまま食べるとフレッシュなココナッツの様な香りと共にグリーン香も表れます。
perfumerの和崎はこの他の果物にはない柔らかいグリーンな要素に無花果の最大の魅力を感じていました。
"THE SCENT JOURNEY"の香りは和崎が訪れた、様々な国で作ってもらったミソロクジーカクテルがテーマとなっています。
"ハーブの香りを沢山使って"
そう一言だけ伝えて作ってもらうカクテルは国によっては様々なスパイスをブレンドしたり、日本ではあまりみかけないハーブをブレンドしたり。
ベースにはジンやフレッシュハーブティーやフルーツを。
そのカクテルの記憶を香りで表すとしたらグリーンアコードを思い浮かべます。
あえてハーブではなく
"無花果のジューシーでグリーンな要素"
をキーとして取り入れました。
これは先ほども書いた通り、そのクリーミーで柔らかなグリーンの香りが様々な異国のバーで感じた香りを最も表現出来る香りに近いと思ったからなのです。
みずみずしいベルガモットとジュニパーベリーの香りに無花果のグリーン香が大きく広がります。
その中にはラムの香ばしい甘さと、ハーブの中で特にまろやかさのあるフェンネルが無花果の香りを柔らかく仕上げています。
カクテルをブレンドするときに果物をすり潰したり、ハーブエキスを抽出したり
様々な香りが行き交う様子をイメージしています。
香りは次第にシダーウッドやアンバーウッド、グリーンの混ざったほのかなスモーキーな香りへと移り変わります。
ここでは"余韻"を表現しています。
バーの香りを作る時はよくレザーやウッドの香りで店内のイメージを作ったりもしますが、私達が意識したのはあくまでもその香りを旅先で香り、カクテルを味わった後の余韻を表現しています。
上質な空間、異国で味わう特別な体験はまた一つ自分のセンスを磨いてくれるものです。
そんな和崎が感じてきた余韻をアコードで表現したものがこのTHE SCENT JOURNEYなのです。