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香りで楽しむティータイム PEACH CHANTILLY × DARJEELING、甘さと静けさのレイヤード

香りで楽しむティータイム PEACH CHANTILLY × DARJEELING、甘さと静けさのレイヤード

今回は、AROMA BLEND BARの中でもファンの多い「PEACH CHANTILLY」と「DARJEELING」のレイヤードをご紹介します。

まるで午後のサロンにふんわりと風が吹き抜けるような、優雅で軽やかな香りのペアリングです。

 

🍑 PEACH CHANTILLY

フレッシュな桃の果肉をそのまま頬張ったときの、みずみずしくて、どこか切ないほどの甘さ。

そこに寄り添うのが、ごく繊細なミルクとバニラのアコードです。

このふたつが、桃の果実感を損なうことなく、空気を含んだホイップのように軽やかな“とろみ”を加える。

そのバランスに、私はたどり着きました。

 

フルーティーな香りは、ときに“子どもっぽさ”や“単調な可愛さ”に傾きがちです。

けれど、PEACH CHANTILLYは違います。

香り全体に「奥行き」を与えるために、あえて甘さに質感を重ねるという選択をしました。


ライチのジューシーさを加えることで、ピーチの輪郭が際立ち、透明感が生まれる、ミルクとバニラは主張しすぎず、肌にとけるように香りを柔らかく包み込む

その結果、甘さは甘さのままでは終わらず、“とろける余韻”として肌に残る香りに仕上がりました。

 

🫖 DARJEELING

テーマは“ダージリン・セカンドフラッシュ。紅茶の女王とも称されるこの茶葉特有の、花のような優雅さと深みを香りに再構成しています。

キーとなるのは、上質なゼラニウム・ブルボンと、茶葉から抽出した繊細なエッセンス。

茶葉の中でも、セカンドフラッシュ(夏摘み)のダージリンは、フローラルで軽やかな甘みと、若干の渋み、そして気品ある華やかさを持ちます。 

ゼラニウムには多くの種類がありますが、ブルボン産のものは特に上質で、ローズのような甘さとグリーンな清涼感が同居する、凛とした香りが特徴です。

このゼラニウムを用いることで、

紅茶の香りに“花の気配”を添え、空間に品をもたらすことができると感じました。

 

🍑+🫖 重ねて生まれる、香りのストーリー

この2つを重ねると、まるで**“アフタヌーンティーの香り”**みたい。


▶ PEACH CHANTILLYは、ジューシーな桃にほんのりライチ、シャンティクリームのとろける甘さ。

▶ DARJEELINGは、花のように香る紅茶と、ほんの少しの渋みが上品で落ち着いた印象。


まるで、

**「甘いピーチタルトと、花の香りがする紅茶をセットで楽しんでいる」**ような香りの重なり方。


甘くて可愛いのに、ちゃんと大人っぽさもあって、

どこか気持ちがすっと落ち着くような香り方をします。

 

こんな方にぴったり:

フルーツの香りが好きだけど、甘すぎるのは苦手、可愛さと上品さ、どっちもほしい、日常をちょっとだけ“特別な時間”に変えたいときに

香りで気分をととのえる。

そんなご褒美みたいな重ね方、ぜひ試してみてください。