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vol.4 NEROLI PERSIST ネロリに固執し、柑橘の夢に包まれて。

vol.4 NEROLI PERSIST ネロリに固執し、柑橘の夢に包まれて。

ネロリ、プチグレン、オレンジブロッサムはすべてビターオレンジ(ダイダイ)の木から得られる精油ですが、それぞれ異なる部位を蒸留して得られます。

ネロリは、ビターオレンジの花を水蒸気蒸留することで得られる精油です。

 

香りの特徴としては軽やかなフローラル。グリーンのニュアンスもあります。

プチグレンの蒸留部位ビターオレンジの葉と若い枝、香りの特徴はフレッシュでグリーンの中にウッディな柑橘の苦みを感じます。

オレンジブロッサムは、ネロリと同じくビターオレンジの花から得られますが、溶剤抽出法(アブソリュート)によって抽出されます。水蒸気蒸留ではなく溶剤を使うことで、花の香りの成分をより豊かに抽出できます。

香りの特徴は深みや花のえぐみ。このえぐみこそが香水を作る際の重要なフローラルノートとなります。

NEROLI PERSISTではこれらの自然の恵みを余す所なくブレンドしています。


 

まずトップノートにはビターオレンジの香りとカラブリアンベルガモットの爽やかであり明るいフローラルな香り、奥からはプチグレンのウッディさをほのかに感じることが出来ます。

ベルガモットは皮の苦味が強めのものや酸味が強めに感じるもの、品質や収穫、蒸留の時期によってかなり差の出る香料でもあります。上質なベルガモットの香りを香るとその圧倒的な差に驚くはず。

 

この私達が使用しているカラブリアンベルガモットはトップノートに柔らかなフローラルなニュアンスを強く感じるものを使っています。

ミドル以降のネロリとの香りのバランスが非常にとりやすく透明感のある香りを作ることが出来るからです。


トップから続くのはオレンジブロッサムとジャスミンティーアコード。


ジャスミンティーの香りはまるで夜明け前の静かな庭に漂う甘美な花の吐息のよう。ふわりと立ちのぼる芳醇なフローラルの香りは、心を優しく包み込み、深呼吸するたびに穏やかな幸福感をもたらします。



ネロリの品のある透明感のあるフローラルなニュアンスと、ジャスミンの華やかな香りが織りなすハーモニーは、繊細でありながらどこか官能的。


ラストにかけては優しくアンバーウッディな香りがネロリの華やかな香りと共に優しく肌に残ります。


オレンジブロッサムアブソリュートを主役とするか、ネロリを主役とするか

この違いでも香り方は大きく変わります。


NEROLI PERSISTはオレンジブロッサムアブソリュートの濃厚でジャスミンのような甘さと深みの要素を、ネロリのみずみずしく、明るいシトラスとフローラルのマリアージュを。


私達がネロリに固執し、作り上げた香りをぜひお試しください。